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多臓器不全ってどんな症状?特徴は?

      2016/03/04

多臓器不全ってどんな症状?特徴は?

多臓器不全は、致死率が大変高い危険な、進行性の病気。 早期治療を目指すためにも、以下でよく見てゆきましょう。

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多臓器不全とは?

多臓器不全とは、生命維持に必要な臓器が2つ以上同時に機能不全を起こした状態です。
脳、肺、血液、心血管、肝臓、腎臓、消化管などに加えて、免疫系、ホルモン系、血液凝固などの機能不全も含まれ、重症度合いにより多機能不全と診断されます。

主な原因は、菌血症や敗血症など重度の感染症、重度の外傷や火傷、重度のショックによる低血圧など。
これらが組み合わさって起きることもあります。

重度の感染症や外傷を負った場合は、大量出血や血液中の毒素が増えたりすることに加え、体が生命維持のために防護機能を過剰に働かせるために臓器の機能が狂ってしまうことがあります。
また、重度のショックによって低血圧になった場合は、血液量の不足、血液中の酸素不足などにより臓器の細胞が壊れ、機能不全を起こします。

多臓器不全の症状は?

目に見えるものは、臓器系の病気が悪化した症状です。

例えば、肺の機能不全では人工呼吸器が必要になる状態、腎臓の場合は人工透析が必要になる状態、中枢神経(脳)の場合は錯乱状態や失神などです。
他にも全身けいれんや不整脈、黄疸など様々。
こういった重度の臓器不全が2つ以上同時に起こっていると「多臓器不全」と診断されますが、3つ以上では生存率が著しく低くなります。

既に入院している患者さんの場合は、多臓器不全の前段階である「全身性炎症反応症候群」の時点で診断と緊急治療を行うことができることも。
一方で、自宅療養をしていて多機能不全を起こした場合は、救急車が到着する前に不整脈などで亡くなってしまう例もあります。
多臓器不全になる可能性がある場合は、ご家族が応急処置の講習を受けておくことをお勧めします。

多臓器不全の治療法や対処法は?

治療は病院、まずは集中治療室で行われます。

「多臓器不全」と診断されたら即刻、機能不全を起こしている臓器ごとに対する治療が始められます。
例えば、人工呼吸(呼吸困難の場合)、輸血(大量出血の場合)、人工透析(血液中の有害物質が多い場合)など。
抗菌薬(感染症の原因菌が特定できた場合)、中心動脈への栄養補助(代謝機能不全の場合)、また、血液の循環補助を行うなど治療法は様々です。

ただ、ひとつの臓器を治療するための薬品や装置が他の臓器には悪影響を及ぼすという場合もあります。
個々の治療の関連性を判断しながら進める必要がありますので、多臓器不全の場合は思い切った治療が困難になることも。

前項で触れた「全身性炎症反応症候群」の時点で治療を開始していれば、回復の可能性が高くなります。

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